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「試合に出続けて自信を持ってプレーすることで上のレベルを目指せる」 大嶽拓馬 選手 / CFビラノバ 新加入時インタビュー前編

CFビラノバが日本プロジェクトを始動して以降、最初の契約選手となったのが大嶽拓馬選手です。柏レイソルの育成出身でトップ昇格も経験し、その後も国内で挑戦を続けてきた大嶽選手。そんな彼が新たな挑戦の舞台に選んだのはスペインでした。昨シーズン後半はログローニョ州のCDバレアでプレーし、今季からはカタルーニャ州に拠点を置くCFビラノバに加入。

今回は加入直後に一時帰国したタイミングで、彼の想い、スペインでの生活、そしてこれからのビジョンについてお話を伺いました。



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『そこ』に戻るために


インタビュアー(以下、Q ))ようこそビラノバへ。バルセロナやビラノバの街は既に歩きましたか。

 

大嶽拓馬(以下、大嶽))はい、何度か歩きました。街並みや建物が綺麗ですね。


Q)前所属チームのCDバレアの街はどうでしたか。住みやすかったですか?


大嶽)バレアは近くにログローニョという大きい街もあったので住みやすかったです。でもバルセロナの海が近くにある感じとかは来てみて凄く良いなぁと思いました。


Q)やっぱり地中海の雰囲気って気持ちが良いですよね。バルセロナは昔から街が好きで移籍してくる選手や、反対に街から離れたくなくて他所へ移籍したがらない選手も少なくないくらいですからね。


Q)昨シーズン初めてスペインのリーグに挑戦したとのことですが、どういう経緯でスペインに行こうと思ったのですか。


大嶽)一番は選手としてステップアップを目指してです。


Jリーグで3年間やって全く上手くいかなかったのでカテゴリーを落としたのですが、そうやってプレーをする機会を得る中で、試合に出続けることの重要性を実感しました。


その上で、試合に出続けることで自信を持ってプレーできれば、また上のレベルを目指せるとも感じました。

ただ、『そこ』に戻るためには自分自身の成長が不可欠なので環境を変えてプレーする、国を変える、という決断をしました。


Q)プレーをする国を変えるという点だけで言えば、例えばドイツとか他の国の選択肢もあった筈ですが、その中でもスペインを選んだ理由は?


大嶽)スペインサッカー自体が好きですし、幼い頃に観ていたのがバルセロナで、その時のチームなんかも凄く強かったので…。

その影響もあってか、きっかけは覚えていないんですけど20才前後のときにスペイン語の勉強を独学で始めていたので、プレーする国としてスペインを選びました。


Q)ではもうスペイン語も余裕ですか…?


大嶽)全然(笑)

勉強は頑張っている方だと思うんですけど、どうしても1人じゃ限界があって会話とかはまだまだこれからだなというのは現地で感じました。


Q)その点においては、チームという環境は話し相手には困らないですし、ビラノバには日本語を話せるスタッフもいて困ったことがあっても聞けるので安心ですね。





日本とスペインのロッカールームの違い


Q)スペインのチームのロッカールームの雰囲気などは日本と比べてはどうですか。


大嶽)トレーニング前の時間とか、日本だとストレッチしたり体を動かしたりで『練習の準備』っていう雰囲気があるんですけど、スペインではほとんどの選手が、練習が始まるまで楽しそうに話をしていることが多い印象です。


個人的にはその空気感は凄く好きだなと感じました。



底抜けに明るい選手たちとスペインのロッカールーム
底抜けに明るい選手たちとスペインのロッカールーム


Q)そんなスペインのロッカールームの雰囲気には慣れましたか?


大嶽)昨季はまだ言葉の面でどうしても会話にそこまで入れなくて…(苦笑)

話している内容が少しは理解出来てもなかなか会話のリズムに入ることが出来ず、それで自分自身もちょっと孤独を感じたり、自信をなくしてしまったりとかっていうのはありました。


Q)カタルーニャ州は他の地域と比べると外国人も多く比較的いろんな人種が多く集まる地域でオープンだから、ビラノバではまたちょっと雰囲気が違うかもしれませんね。


大嶽)はい。ビラノバでは選手同士のコミュニケーションもロッカールームからしっかりとって、プレーに繋げたいと思います。


Q)大嶽選手、真面目ですよね。


大嶽)そう言われます(笑)




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーインタビュー後半へ続く。





入団時の大嶽選手(CFビラノバ公式インスタグラムアカウントより)



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